新開 彩さんのメッセージ

 この度は貴重な体験をさせていただき,ありがとうございました。雑文ではありますが,次回参加される方の参考になれば幸いです。

今回私は,会社の新入社員研修として大会に参加しました。前回の大会に友人がチャレンジャーとして参加し完歩したと聞いていたので,大会自体のことは知っていましたが,自分自身がまさか出るとは思ってもいませんでした。
会社の先輩からいろいろなアドバイスをもらい,練習会の機会も持っていただきました。


一緒に参加した会社の仲間は,おそろいのTシャツとキャップを身につけスタートしました。そのためサポーターの方や大会リピーターの方にたくさん声をかけていただきました。事前に「会社の看板を背負っていることを忘れないように」と言われたことを改めて実感しました。西大寺門前交差点(25.8km)あたりまでは,風はありましたがうす曇りで歩きやすい気候でした。
 箕輪交差点手前から雨が降り出したので合羽を着用しました。リュックが濡れないようにポンチョタイプを用意していましたが,風も強くなるにつれ,裾が煽られ前に進むのが困難になりました。一緒に歩いていたチャレンジャーの方に「飛ばされるなよー!」と何回も心配していただきました。
湯次神社(39.0km)でクエン酸ドリンクをもらいました。座ると歩けなくなりそうだったので,すぐに出発。ここから備前中学校(43.4km)まではひたすら山道でした。練習会でも同じような傾斜の坂がありましたが,距離が長く雨風もあり心が折れそうになりました。左足の甲も痛みだし,下り坂では踏ん張りがきかず,転げ落ちていくような感覚がしとても怖かったです。
備前中学校では会社の仲間が炊き出しをしてくれていました。知った顔を見ると思わず涙がこぼれました。また家族も応援にかけつけ,おにぎりや飲み物を持って来てくれました。ラーメンの箸袋やゆで卵に書かれたメッセージに元気をもらい,マッサージをしてもらい,少し長めの休憩の後出発しました。
ここから以降は「次のポイントまで行けばまた仲間がいる。とりあえずそこまで行こう。」と繰り返し考えながら歩いていました。またその間に見えるサポーターの方の誘導灯と「がんばってください!」という声にとても力づけられました。
閑谷緑地公園(59km)につくころには雨もあがっていました。服が濡れてしまっていたので,冷えないようにと急遽服を常務にかしていただきました。
 赤磐市の住宅地にさしかかるあたりで睡魔に襲われ,半分寝ながら歩いていました。体も冷えていたので,途中で届けてもらったカイロがとてもありがたかったです。岡山市からこの辺りは車で何度か通ったことのある道なので,距離感や道の様子は知っていましたが,ゴールまでは今まで以上に長く感じました。シンフォニーホールがみえているのでゴールはもうすぐ!とは思うのにペースは落ちていく一方でした。旭川の土手を歩いているとサポーターの方に「がんばれ!仲間が待ってるぞー!」,「もう少しですよ!」と声をかけていただき,なんとか22時間03分でゴールすることができました。

 今回の挑戦をとおして,自分で思っている限界はぜんぜん限界ではないこと,いろいろ考えるよりもとりあえず踏み出すことの大切さ,チームの力のすごさを学ぶことができました。
 最後になりましたが,大会実行委員の皆様,悪天候の中サポートしてくださった皆様,沿道から声をかけてくださった皆様,練習から当日のサポートをしてくれた会社のみなさんにお礼申し上げます。携わってくださったすべての皆様のおかげで完歩することができました。本当にありがとうございました。