木村 誉さんのメッセージ

714 木村誉

私が100㎞ウォークに挑戦しようと思ったきっかけは自分を変えたいと思ったことでした。その手段として100㎞ウォークでなくてもよいと思うのですが、その頃私は座禅をしていて、100㎞ウォークは歩く座禅だというとある雑誌の記事を見て、これだ!と思いました。
2016年の同大会に参加した際には90㎞地点でタイムアップしてリタイアという結果でした。内容は散々で、前回のチェックポイントであったリバーサイド和気で低体温、低血圧により人生で初めて気絶しました。足首は腫れ上がり豚足のようになって、足をひきずりながら歩き、100㎞歩くと人間はこうなるのだと感じました。走馬燈が見えました。100㎞ウォークをなめていました。
今回、前回大会で気絶した私に気づいて、医療班を呼んでくれたチャレンジャーの人、治療してくれた医療班の人、アドバイスをくれたサポーターの人に直接会ってお礼を述べたかったが、サポーターも毎年変わるのかかないませんでした。この場を借りてお礼を申し上げます。
本大会は18時間52分で完歩できました。去年のリタイアポイントであった90㎞地点のコンビニを超えてからの残り10㎞のつらさに驚きました。暗いし、眠いし、足痛いし、頼りにしていたバッジの明かりも見当たらずなんども立ち止まりました。とくにサポーターから「残り3.1㎞です」と言われてからは全く進んでいる感覚がありませんでした。サポーターのオレンジのジャケットが見えるとあそこまでがんばろうという気持ちになり、支えになりました。また、他の参加者がいたことも心強かったです。色んな参加者の中からこの人についていこうという人を選び、ついていくようにしたことで不安が軽減できました。
今後チャレンジをする人に向けてのメッセージとしては、成功した人に学ぶということだと思います。私も前回リタイヤしたときに、サポーターに車でリタイヤ地点からゴール地点まで載せてもらったのですが、そのときに教えていいただいた練習方法が活かされました。そのアドバイスを守ったことが今回ゴールできた要因だと考えています。100㎞ウォークは心と身体の両方が揃っていなければなりません。自分との戦いが必ずやってきます。やってくる自分との戦いに力を残しておくため、練習したり、準備したりすることが必要なのだと思います。