石原 秀和さんのメッセージ

 昨年に続き、今年もサポーターとして参加させていただきました。
活動場所は『リバーサイド和気』。備前市から峠越え、山越えの難所が 続き深夜になると続々と疲労困憊のチャレンジャーが到着してきます。
足を引きずりながらも先へ進む方。無念にもここでリタイアされる方もいました。
私は過去2回、チャレンジャーとして参加させていただきましたが100キロ歩行の 完歩への醍醐味、難しさはここからだと改めて感じました。
 午前3時過ぎ、サポーターとしての活動は終わりましたがチャレンジャーの姿を見て 歩いてみたくなり、サポート委員長に急なお願いを受けていただき熊山橋のたもとから ゴール まで歩かせていただきました。夜が明け空気もひんやりする中、磐梨中学校を過ぎた あたりから、ぽつりぽつりと見え始め私なりに声かけしながら進みました。
 中国銀行赤磐支店に到着したのが午前7時。ここから残り14.2kmを時速5キロペースで進み 制限時間内完歩の目標にしてもらおうと歩き出しました。普段なら苦もなく歩けるスピードだとは 思いますが、80km超の距離を20時間以上費やした体や心のダメージは相当なもの。私なりに 歩き方のアドバイスをし、励ましながら歩きましたが次第に距離が開いてしまいました。
『最後まで諦めずついて来てほしい』と願い、申し訳なく思いましたがペースは落とさず進みました。
 岡山市に入り、集団で歩く姿が 見えるようになり私が時間内完歩のペースで歩いていることを 周囲に伝えながら進んでいると、後方から『コツン、コツン』とノルディックポールのリズム良い響きが 聞こえ、男性が笑顔で先行して行きその後を追うように女性が『負けたくないの』と続いて行きました。
相当な疲労の中でのペースアップだったとは思いますが、そのメンタルの強さに『ナイスファイト』と 声かけし、更に別のカップルや友人同士の男性達も、それまでの足取りとは見違える姿で私との差を 広げ、その後姿はとても格好良くうれしく思いました。
足を引きずる彼女に肩を貸し歩く彼氏。友人の肩を借りる男性。本来ならサポーターの私がかってでる 役割なのかもしれませんが 、そこには外部の人間が近づけない程の愛情や友情、家族の絆のオーラで 満ちていました。
 中には私に向け、ネガティブに声を荒げてくる人もいましたが、フィニッシュ地点では先着していた仲間の 迎えにガッツポーズを見せ、最初に離れてしまった女性は知り合いの出迎えに感極まりながらフィニッシュ ゲートへと向かいました。殿は、選手宣誓をしたお子さんとお母さん。赤磐市の山陽道の高架の辺りで お子さんが睡魔と闘い親御さんが、なだめ叱咤されていたところを見ていただけに劇的でした。
 2014年の感想文でもチャレンジャーのフィニッシュシーンを書きましたが、2017年も 『ほんまに、でーれーぼっけかったでー』。
幾多の困難を乗り 越え完歩された皆さん、本当におめでとうございました。
皆さんのフィニッシュシーンを見届けた安堵感と、次第に強くなる日射しと空腹で頭がふらつき目の前に シャボン玉が見えそうになりましたが、会場で振舞われていたとても美味しいスープに救われました。
残念ながらリタイアされたりタイムアウトで続けることが出来なかった方々も、また来年チャレンジして ほしいです。
 赤磐市内で、痛んだ足を必死にこらえ前を向き尚、歩き続けたあなた。
会社の研修とはいえ、あなたが見せたそのすさまじい心の強さには、職場を支える貴重な戦力として またこれからの人生においてもきっとプラスになると信じています。
 今回、点としてリバーサ イド和気で、また線として全行程の4分の1ほどの距離でしたがチャレンジャーの 方々と接したことでいろんなものを感じ取ることができました。歩かせていただいたサポート委員長さん ありがとうございました。そして、リバーサイド和気でご一緒したリーダーはじめサポーターの方々 お疲れ様でした。あまりお役に立てず、いろいろとご迷惑もあったかもしれませんがありがとうございました。