土田 恵理子さんのメッセージ

100キロ歩行初参加の感想です!

「100キロっていっても歩きでしょ?」
週4ペースのジム通い、空手の稽古もやってるし、半ばちょっと頑張ればいける!もう半分は開会前の他の参加者やスタッフの皆さんのただならぬ気合いや興奮に圧倒され、これから始まるであろう過酷な挑戦に若干恐怖を感じていた。

~運命のスタート河川敷~
「1位になるぞ!」無謀な目標を決意ボードに記したわたしは、時速6から7ペースで軽やかに進む。トップ集団に紛れていたので、さすがの熟練者・根っからの挑戦好きいい意味でクレイジーな70代(見えない!)おじさま・名物おじさんこと100キロ歩行他に見ない軽装備(サンダル!手さげバッグ!)で軽やかに進む方々そうそうたるメンツと談笑しながらコツとか他の大会のこととか聞きながら歩く。
【足レベル】1
ちょっときてるかな~でも、まだまだいける♪

~瀬戸内市、備前~
まさかの山登り!登山じゃん!(笑)これは、意外と余裕でした。やっぱ普段の空手の鍛錬の成果かな?でもここで調子乗って飛ばしたことが確実に敗因でした。足の負担を全く考えていませんでした。あの時の私!大バカ者ーー(T ^ T)!!炊き出しの卵かけご飯(コレ!私の中で一番でした♪)頂いて再出発。フルーツ農園のいちご♪エイコーさんのクエン酸ドリンク♪疲れた身体にしみるー(T-T)って普通の感覚でいられるのはこの辺りまでです。
夜間装備をつけて進みます。左足に違和感が出てきました。相棒も右くるぶしが痛いけどがんばってます。まだ59キロか…
【足レベル】2~3
これってやばいやつ?こっちをかばうと他にも負担が?

~閑谷学校、和気~
痛い。足が痛い。ただ、それだけ。
痛みと眠気に耐えかねず休憩する私達にチョコレートをくれた素敵男子。お兄さんもかなり足痛い感じなのに、わざわざカバンを開けてチョコレートをくれたやさしい素敵男子。
ゾンビのように進む私達に暗闇から現れてゼリーをくれた100キロ経験者というお兄さん。
泣きべそをかく私を見捨てないでくれる相棒。
炊き出し場所で泣きながらうどんを食べる私を笑わなかったカメラマンのお兄さん。
10分以上休憩しない。小休止いれてもいいから。
以降、このアドバイス永久採用です。
【足レベル】6
痛い。ひきづってる。つまづく度に左股関節に激痛が走る。相棒「吐くくらい痛い」
だよね。痛いよね。眠いよね。あと、人に感謝だよね。

~赤磐市、桜ヶ丘~
泣くか、呻き声を上げるか、小休止するか。それだけ。
日頃の自分が寝たい時に眠れる幸せ。とるに足らぬ理由で夜更かししたり腹を立てたりしてること。限界越えもしたことないくせに、しょーもない自分を守って、他人様には感謝もせずに批判ばっかしてたこと。
なんかもう、どーでもいいわ。とりあえず私、情けない。でもリタイアはしない。絶対に。
【足レベル】9
足って、何。
曲げれないから休めないし、痺れてる。
あ、ベースは激痛です。

~新大原橋、河川敷~
あとちょっと!もう、7.6キロですよー!
日が昇り、世間では変わらぬ一日が始まろうとしている。マラソンをするひと。競輪?のトレーニングする人。トラック運転手。朝出勤の警備員。彼らとの明らかすぎるテンションの違いを感じながら、足をひきづって進む。なんせこっちはゾンビなのだから。超前向きな!身体壊しても精神力だけでここまでやれるんだ!あたしにはこの、諦めない気があったんだ!順位とか、抜かれたくないとか、恥ずかしいとか、そーじゃないんだよ!
泣きべそかこーが、足が壊れようが、ここまで身体を持ってくる強さを自分は持ってた!
かっこいいこと言ってますが、この時一番辛い、終わらない、グロッキーです。
【足レベル】数値化不可
身体という概念を超えて、精神力で歩いています。

~感動のゴールそして翌日(現在)~
ゴールテープを切った時は、嬉しいというよりもやっと終わった、やり切ったという安堵感。そしてスタート地点や中間ポイントでお会いしたスタッフの方々が笑顔で迎えてくれた感動で涙が止まりませんでした。
死体のようにタクシーに乗り、降り、どんな体勢も痛いまま眠り、起きても下半身動かせず、左足がぱんぱんに腫れ、寝たきりの状態ですが開放感と幸せを噛み締めております。

人は、頑張るとか向き合うとか喜ぶとか、やったり感じたりするのは絶対的に一人なんだけど、
支えとか、励ますとかどんな形であっても一人では絶対にできないことがあって、それはある人の限界越えを可能にさせたり、とてつもないパワーになるんだなぁ
ということを学びました。
【足レベル】10
うごけない

晴れの国おかやま100キロ歩行で関わった全ての人に、ありがとう!