江戸 由利菜さんのメッセージ

今年初めて参加させていただきました。私は生まれも育ちも岡山で、気候がよく暮らしやすい岡山が大好きです。しかし、近々岡山を離れなければならない状況になり、これからの人生が不安で押しつぶされそうな時にこのイベントを知りました。岡山の地を歩いてお別れしよう、弱い自分にさよならして強くなりたいと思い参加を決意しました。
準備したものはシューズ、サポートタイツ、5本指ソックス、インソール、テーピング、カロリーゼリー程度です。準備物品は最低限だったと思います。足りなかったものは防寒グッズとトレーニング時間でした。完歩を目指すためには長距離歩行に必要な知識とトレーニングを行う必要がありました。私はほとんど知識もないまま、10㎞程度を数回歩く練習をしただけで臨んでしまい、元々筋力も弱く運動不足であったために膝を負傷してしまいました。筋力トレーニングを行って臨むことも身体を守るために大切なことでした。
トレーニング不足ではありましたが、なんとか23時間52分で完歩できました。途中、もうダメだと思っていた時サポーターの方が「しっかり歩けていますよ、一歩ずつゴールに近づいていますよ」と声をかけてくれました。ボロボロと涙が出ました。終盤は膝の痛みが限界を超え屈伸すらできない状態でしたが、コース上の白テープに「最後は痛みも楽しめ」の文字が見え、不思議な感覚でしたが痛みを楽しんでいる瞬間がありました。100㎞歩行は自分との闘いではありましたが、サポーターの方々のあの一言がなかったら完歩はできなかったと思います。ゴールが見えたときの感動は言葉では表現できないほどの感情でした。完歩した今思うことは、今までに経験したことのない達成感、これからの人生で何かあっても大丈夫だという自信、今までの悩みが本当にちっぽけな悩みだったという気付き、支えてくれたサポーターの方、応援してくれた両親への感謝です。まだ参加したことのない方、一度挑戦することをお勧めします。新しい自分に必ず出会えます。
最後にこの素敵なイベントを運営してくださった皆様、支えてくださったすべての方々に感謝いたします。