「足のマメ発生対策成功、これまでの最短記録を達成!!」竹野 巧

今回は3回目のチャレンジになりました。
昨年もチャレンジする予定でしたが、3月に母を亡くしたこともあり大会と法事が重なり断念しました。
今年はそのリベンジも兼ねての参加となりました。

まずは準備段階ですが、昨年中も走ったり歩いたりすることがなかなかできず仕舞いとなっていたこともあり、今年に入ってからはまずは毎日少しでも歩くことからということで、毎晩4キロ(約45分ぐらい)は歩くことを実践しました。練習会も開催されていましたが、なかなか都合は合わずでしたので、1ヶ月前を目安に一人練習をすることに。4月14日に和気駅からスタート地点の旭川河川敷までを一人練習を敢行しました。これは本番の後半戦のルートをトレースしました。このおかげで、あらためてイメージトレーニングもできました。
前回までの足のまめにやられた反省を踏まえて、足のサイズ(幅のぴったりなもの)にあったシューズ、トレッキングで使用するウォーキング用の5歩指ソックス、ワセリンを用意しました。その他としては、日焼け止め、サングラス、タイガーバームを持参しました。日中の歩行でダメージを受けるのが、紫外線によるもので目の疲れと日焼けによる疲れと思います。これを低減することが、後半の歩行に大きく影響してくると思います。今回は、快晴のよいお天気でしたので、これらが役に立ちました。

事前の長距離練習では、このセットで実施し足の状態を確認しました。練習の際には、足の親指の横シューズ側に豆ができました。それもあって、当日にはあらかじめテーピングして臨みました。
防寒対策としては、保温シート、上下のウインドブレーカーは荷物を減らすために薄手の軽いものをナップサックに入れて持参しました。今回は後半の夜中から明け方にかけても動きが止まらなかったこともあり、放射冷却の影響はほとんど感じずにすみました。

いよいよ当日になり、お天気はバッチリ快晴のコンディションなので、雨対策はほぼ不要と考え、夜の防寒対策と懸案の足のマメ対策をして望みました。
今回は足のマメを如何に最小限に食い止めて、良いコンディションで歩き続けるかを第一に考えて歩行しました。
前半、ペースはほぼキロ10分程度で進みました。筋肉痛などは多少できてきましたが、湯次神社に到着した時点で、これまでよりも早いペース、足のマメの状態もまだ感じない程度でした。そのまま、備前中の炊き出しポイントまで先を急ぎました。この辺りで
すでに脚の筋肉痛などが出てきていましたが、備前中には18:00まえに到着できました。卵かけご飯をいただき足のマメ対策メンテナンスをして、備前中を明るいうちに出発することができ、次の閑谷緑地公園を目指しました。この時点でライトとタスキを用意。伊里漁協に行くまでに日が暮れました。脚の親指に少しマメのできている感じがありましたが、それ以外は特に痛みもなく歩くことにはほぼ影響がでませんでした。

次の炊き出しポイントである閑谷緑地公園では、豚汁をいただきました。このとき水分の補給・補充をしたかったのですが、小銭を持ち合わせておらず、支給もなかったので、ペットボトルの水などを補充することができないまま、次の山越えに入ってしまいました。残っていた水も飲み干してしまい。山越えの途中でお腹の調子と気分が少し悪いなという症状がでてしまいました。しかし、次の和気駅までコンビニもないためそのままだましだまし頑張ることになりました。幸い悪化することはなく、なんとか和気駅手前のセブンイレブンに到着することができ、ペットボトルの水分とミルクコーヒーを購入し、甘いものがほしいと先にミルクコーヒーを飲んだのですが、その後気分の悪い状態が悪化してしまいました。歩き続けることができたので、次の吉井川を渡った地点の炊き出しポイントでお汁粉をいただくところまで我慢しました。そこでやっとこれは脱水症状になっているということに気づき、休みながらます水を飲むことで様子を診たところ改善してきたので、お汁粉もしっかり完食して吉井川土手の歩行へ出発できました。これは反省ポイントですが、昼間の歩行でかなり水分を飲んでいたつもりでしたが、足りていなかったということだと思います。トイレに行きたくなるのを恐れて、水分補給を控えることは危険ですね。

気分もよくなったので、ペースも復活して、次の磐梨中学を目指しました。この辺りからは事前に練習しているコースということもあり、距離感のイメージもつかめており、吉井川土手の歩行は、足のマメが軽減できていたのでマメによる痛みもほぼない状態で歩けるので、その長さをあまり感じることもなく磐梨中学まで進むことができました。この時間帯で途中睡魔が襲ってきましたが、なんとか歩き続けることができました。磐梨中学では、炊き出しのうどんをおいしくいただき、最後の足のメンテナンスをしてから出発しました。足にマメができていないとメンテナンスも楽です。この時点で、ペースダウンしなければ、19時間で完歩できるペースで来ていました。

最後の23キロは、ひたすらフィニッシュの瞬間をイメージして歩きました。前を歩いている方を何人も追い越しましたので、ペースは落ちていなかったと思います。これも足のコンディションがよかったことが幸いしています。また動きが落ちなかったこともあり、寒さに対しても身体が冷え切るようなこともなく最後まで行けました。牟佐の辺りまで到達した時点で帰ってきた感じがありほっとします。日の出前に中原橋を渡ることができたので、かなりいいペースでこれたなという実感とともに最後のひと頑張りでした。最終的に19:06:39でフィニッシュ!、完歩!できました。これは、過去2回の時間を上回る自己ベストになりました。これは1回目、2回目ともに苦しんだ足のマメのコンディションをきちんとコントロールできたことが勝因かなと思います。

この内容は皆さんすでにご存じのことかもしれませんが、私の経験から得たことでもあるので書きますと、

・シューズ:幅広のシューズは、歩く際にシューズの中で横に足が移動してしまい、マメの原因になるので狭めの足がきっちり収まるシューズがよい。
・ソックス:厚めの5本指ソックスで滑りのよいもの。1足予備を持参して、前半、後半に分けて履き替えました。
・ワセリン:事前に足の指と足裏全体に塗りました。途中、炊き出しポイントを目安に塗り直しをしました。

は、今回の経験でうまくいった点になります。
ただし、途中書いたように水分補給に関しては、脱水症状がでてしまい反省点がありました。水分の補給と補充の戦略が必要でした。

私のチャレンジ精神は以下のことにつきます。
・歩くための戦略とその結果を確認しながら歩くこと。
・今の自分の身体・心と向き合うこと。
・旅の途中のすべての状況を楽しむこと。
・ここに生かされて歩いていることに感謝すること。
・この先になにがあるのかワクワク感を持って歩くこと。

そしてやはり感じるのは、十分ではないにせよ日々できる範囲で歩くことを継続して続けていたこと、事前練習で30キロ歩いていたことなど練習は嘘つかないということ。

いずれにしても決して楽なことではない100kmを完歩できたという事実は、他の何をやるにも大きな自信に繋がりますね。

大会を開催していただいた運営の皆様、サポーターの皆様本当にありがとうございました。
感謝!感謝!感謝!です。

次回は、チャレンジャーかサポーターか・・・・今はまだ考えられません(笑)         

記 1478 竹野 巧

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