今回2回目のチャレンジャーとして参加させていただきました。
2年のブランクを経ての久々の大会ということと、この2年間はフルマラソンなどの大会も中止が相次ぎ長距離を走ったり歩いたりすることがなくなってしまっていたので、久々に大会が近づくにつれ緊張感が高まっていました。

前回はシューズとのマッチングが悪く足の指先にまめができていしまいましたので、作戦を変えてワラーチ(昔の草鞋のようなもの)で挑みました。これはランではよく使っているものでした。
結果は、10km過ぎた辺りから踵にダメージが出てきました。
これはシューズと違い踵も薄いため踵のクッション性が少ないということで、早くにダメージが出てしまいました。
しかし指先については問題ない状況でした。指先はよかったのですが、踵のダメージが想定外でした。
ランの場合は踵での着地をしないためフルマラソンを走っても問題ないのですが、ウォーキングとなると踵での着地となり毎回体重が踵にかかるためダメージが大きいのです。
これはランで問題ないことから事前にワラーチを履いて長距離のウォーキングを試していなかったことによります。
これは大きな反省点です!
必ず当日に履くものである程度の距離(少なくとも20㎞程度)をウォーキングして様子を見ておくべきでした。
ワラーチ自体は足の蒸れなどはないためその分指先などは楽なのですが、こういう結果となりました。
さて、10kmを過ぎた辺りからは足のマメの痛みとの闘いとなりました。
この時点でこの状態となると完歩するのは諦めざるを得ないかということも頭をよぎりましたが、諦めるのはまだ早いと思い直し、痛みを回避すべき、もう一足用意していたソフトシューズ(ソックスのようなものですが、そこにゴムが張ってあります)をワラーチの上からかぶせ履きをして踵へのダメージを和らげることにしました。
なんとこれにより、踵の痛みが改善されました。
持ってきてよかった~!(その1)という気持ちです。
これならこの形で行けるところまで行こうとい気持ちになりました。
湯次神社を過ぎて峠に差し掛かったところで夕暮れになりライトと反射光タスキを装着しました。
それでも前半はキロ10分~11分をキープして備前中学まで辿りつきました。
鶏めしとゆで卵をいただいたら体が少し楽になりました。
ここから先は冷え込むので長袖のアンダーシャツに着替え上にウインドブレーカーを羽織って寒さ対策を済ませました。
そして伊里漁協を目指します。
湯次神社からの峠越えですでに脚にもかなりダメージが出ています。
足のマメの痛みを回避するためおかしな着地になっていることも輪をかけて脚へのダメージを大きくしたようです。
伊里漁協に到着したのは21時でした。
ここでサポーターをしている友人に会うことができて、どこまでいけるかわからんという弱音も吐いたりして、でもあんな状態でよくここまで(51kmも)きたなあという思いも。
友人から「あとは1区切りずつ行きましょう!」という言葉に元気づけられ、しゃがみ込んだら動けなくなるのではという恐怖もあり、トイレだけ済ませて次の目的地閑谷緑地公園を目指しました。
夜になると暗闇で周りが見えなくなるので、自分と向き合うことになります。
ある意味無心になれます。笑
とにかく前へという気持ちだけでただただ進みました。
閑谷緑地公園ではあったかい豚汁をいただきました。これはうまかった~最高でした。
しかし座っている時間が長いと足裏のマメに水ぶくれが発生してまた歩き出すのが辛いので、豚汁をいただいたらトイレを済ませて2番目の峠越えに入りました。歩き出しは足の痛みが酷いですが、しばらくすると少し和らいで歩きやすくなったりします。
こんな足の状態には上りより下りのほうがキツイ!!
和気までの長い下りはさらに脚にダメージをもたらしました。
リバーサイド和気のところでの休憩もパスして長い吉井川の土手上の道に突入、道の両側に置かれた蝋燭を数えながら一歩一歩です。ふと空を見上げると満天の星空でさそり座の方角に見た瞬間に流れ星が流れました。
この宇宙で生かされていることを実感です。
そうです痛みがあるということは生きている証でもあるのだ!俺はこれを感じるためにここに来たんだと。。。そんなことを思いました。
そして長い暗闇をぬけてようやく磐梨中学にたどり着きました。77.5km来たんだという思いと、もうこの先はリタイヤポイントはない、最後まで歩くしかないという気持ちです。
おにぎりをありがたく頂き空腹を満たしました。ここでも長く座っているのは歩けなくなる恐れもあるので、早々に出発です。しかし寒さも最高になってきて少し休んだだけで体が冷え切ってしまうことになりました。
ここでもう一つ用意していた防寒シート(銀色のやつ)を取り出し羽織って歩きました。
これだけで腕などの寒さが激減です。持ってきてよかった~(その2)です。
もうここからは這ってでも帰るしかないので、痛みは一時、リタイヤの後悔は一生と自分に言い聞かせペースはスローダウンしても止まらずに進みました。4:30を過ぎた辺りから時々睡魔も襲ってきます。空腹でおなかも鳴ります。通り過ぎるコンビニによるべきかどうかを迷いましたが、この状況では歩きを止めたら戻る勇気を失うということが心配でした。
結局今回の歩行ではコンビニには一回も入らずでした。桜ヶ丘団地のアップダウンが体のダメージにさらに追い打ちをかけます。ようやく赤磐の山陽自動車道が見えるあたりまで辿りついた時にはすっかり日が昇っていました。
前回の時はまだ暗かったよな~と思いながら1時間以上遅いのだなと実感!。
牟佐まで辿りついたら帰ってきたぞという思いになり、ここからはあと10kmを楽しむと言い聞かせて進みます。
そして前回より2時間ほど遅くなりましたが、何とか7:41にフィニッシュ!10:05にスタートして21:26ほどでコールに辿りつくことができました。2回目の完歩!!です。歩くということはどんな状況でも飛んでいけるわけではないのでどう頑張っても1歩ずつしか進めない。いくら先のことを思っても今目の前の1歩がなければ辿りつけない。しかしその1歩をあきらめず21時間続ければ必ずゴールに辿りつける!ということをあらためて実感しました。今回は足のトラブルを抱えての歩行で前回以上にいろいろな経験と体感をすることができました。
足のマメの痛みとはしばらくお付き合いですが、一夜明けて今となってはその痛みこそが完歩の証ですね。次の大会に向けてまた作戦を考えたいと思います。実はサポーターでも参加したいと思っていますが迷います。
大会を開催していただいた運営の皆様、サポーターの皆様本当にありがとうございました。
感謝!感謝!感謝!です。
1225 竹野巧

