「受け取った思いやりが完歩には不可欠な気力に繋がった」古賀雄貴

24時間以内に100キロ歩くにはかなりの練習が必要だと感じた。

今回、自分は練習する時間がないと割り切っていたので、その時にできることを最大限やることに集中。
装備品を整え、身体へのダメージを覚悟した。
当日、予想以上に過酷な道のりでハプニングも続出。
そこで支えられたのはチームとしての力だった。仲間から借りたウォーキングポールが無ければ最後まで身体を支えることは出来なかったし、応援の声や完歩にかける個々の想いは自分の覚悟に繋がった。

完歩という成果に対して、練習は筋力、足の皮の厚さなどの耐久性、エネルギー効率良く歩くフォームの定着、トラブル対応力など多くを底上げしてくれるのだと思う。結果的に24時間かからずに歩ききることにも繋がるし、その後の回復力も変わってくるのかもしれない。

練習が不十分な私はそれらを気力と身体へのダメージで補うしかない。
身体へのダメージは今の時代、装備品である程度カバーできるが、気力はお金では買えない。

正直、気力なんて過去の修羅場を考えれば大したことないと考えていたが、実際は少し違った。
サポーターの方々の応援やチームメイトのサポート、名前も知らない地元の方のエールから受け取った思いやりが完歩には不可欠な気力に繋がった。

それでも、残り10km地点で心が折れそうになったが、隣をたまたま歩いていた参加者から、まだ間に合いますよ!と一言いただいたことで、不思議と残り8kmスパートをかける力が湧いてきた。

とても不思議なことで、どう頑張っても無理だと考えていたのに、一瞬で歩ききれる気持ちになった。

最後まで人に支えられて走っていることを実感する素晴らしいイベントだった。

今回の完歩で私が得た教訓は、自分のことばかり考えていると力は出ない。
誰かのためにと考えていれば理解を超えて力は出てくるということだった。

古賀雄貴

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