「人生のうちに一度でもできるかできないかわからない貴重な経験」小林麻衣子

100キロ歩行2023 にチャレンジして

最初は主人からの誘いでした。
『岡山で100キロ歩行ていうのやっとるらしいで。みんなで申し込もうや』と。

私は、みんなで参加したら面白そうと思ってしまい、娘とママ友、娘の友達も誘い、本当に軽い気持ちで申し込みました。かなり人気の大会なので、通るはずないという気持ちもありました。
申込みのコメント欄には、『仕事で大変なことも多いので、自分を鍛え成長するために参加したい!』と書きました。

当選発表当日、主人、ママ友からは『ダメだった〜、年寄りはダメなんだわ』とLINEがあり、私もきっと落ちてると思い、メールを開くと、そこにはなんと【当選しました】と!!何度見返しても当選の文字…。まじか〜(汗)。大学生の娘と娘の友達も当選。1人じゃないなら、やるしかない!と覚悟を決めて、練習開始。仕事の休みの日に、なるべく長い距離を歩きました。練習には大会に参加できない主人も、他の子供達も付き合ってくれました。

あれよあれよと大会当日。
天候の不安がありましたが、当日は快晴!
日頃の行いが良いんだと3人で喜び、白とオレンジのゲートをくぐりいよいよスタート。
最初は気候も良く(珍しい環水平アークもみれました。)楽しい気持ちでスイスイ進みました。
途中のエイドも楽しみの一つでした。
40キロ地点からの山越えもまだ余裕があり、娘2人を元気づけながら、下りで沢山の人を抜き去りました。
44.8キロの備前中では、美味しい炊き出しや主人や子供達の応援もあり、元気をもらいました。
でも、余裕なのはここまででした…。

そこからは夜間歩行となり、少しずつ暗く寒くなってきた慣れない道を自分のヘッドライトと一応準備していた手持ちライトで少しずつ進んで行きました。
前の人のリュックに着いた青いライトを目印に本当に一歩ずつ…。
疲れもピークになり、暗闇をひたすら無言で進みました。暗闇なので、景色はずっと一緒です。
もう自分の精神との闘い。60キロの閑谷学校緑地公園は、夜中の23時に到着。長めに休憩を取ろうと腰を下ろしてしまい、足の痛みに立ち上がれなくなりました。

娘に『リタイヤしても良いんよ』(自分からは決して言わない。笑)と言うと、娘は『完歩したい』と言うではないですか!弱音を吐きながらでも完歩したいと言う気持ちに応えなければと、そこからは気力のみの闘いでした。
77キロの磐梨中では、うどんを食べるのみでほぼ休憩も取らず、残り33キロ。
コンビニで会った他の参加者さんに、あと三分の一だよと励ましていただき、歩く元気をいただきました。
残り18キロの所では、参加が2回目という明るい女性に声をかけていただき、また元気をもらいました。
空もようやく明け始め、残り15キロ。ここまで来れば、勝ったも同然!娘2人にあとちょっとだから完歩しよう!!と声をかけ、ちぎれそうな足で一歩ずつ進んで行きました。
途中、あとちょっとじゃないと娘にキレられながら、残りの距離をカウントして進みました。

ゴールに近づくと、主人と子供達が応援に来てくれました。半分スネた娘に声をかけてくれ、最後は3人で手を繋ぎ笑顔と涙でゴールできました。本当に100キロ歩けた実感はまだないですが、確実にこれより大変なことはない、何でもできる!という自信になったと思います。
とにかく、1人では絶対ゴールはできなかったです。
サポーターのみなさんや、声をかけてくださった参加者の方、一緒に歩いてくれた娘2人、1番近くで支えてくれた主人と子供達、職場で応援してくれた同僚にも感謝しかないです。

人生のうちに一度でもできるかできないかわからない貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました!これからは、何があっても乗り越えていけると思います。

小林麻衣子

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