「一生の宝にしたい」青木繁

最初に、今大会のサポーターの皆様におかれましては、多大なるご支援を賜り厚くお礼申し上げます。昨年、95㎞を過ぎてから私は自習不足のため道に迷い、制限時間まで余裕があったにもかかわらず、緊張の糸が切れ、ゴールするのを諦め棄権しました。そして、ゴール地点でサポーターの方々に感謝の言葉を述べるどころか、スポーツマンらしからぬ悪態をついてしまいました。本当に申し訳ございませんでした。

今年は、ポイントごとにサポーターの方々から「道は大丈夫ですか?」「わかりますか?」と声をかけていただき、どのポイントでもわかりやすい道案内をいただけたことに本当に感謝申し上げます。また、サポーターの皆様方に気を使わせてしまったことを、あらためてお詫び申し上げます。

昨年は初参加で、タイムを争う大会ではないと理解していながら、完歩できたら15時間台というのはビギナーズラックだったのではと後悔し、1年間のトレーニングの末、今年は完歩を一番の目標とし、体調が良ければ15時間台でゴールすることを目指して大会に参加させていただきました。

本大会の常連で、1位でゴールした格上のMさんを追い抜き、追い越され、GPSを見ながら応援してくれた家内は、抜きつ抜かれつのデッドヒートのように見えたそうですが、当の本人は、休憩ポイントでMさんといろんなお話をさせていただき、Mさんの大会の経験値や練習量について聞かせていただきました。この方には勝てないと思ったので、Mさんに胸を借りるつもりでついていけるところまでついていこうと思って、Mさんと合流するたびに、いろんな話をさせていただきながら、楽しく100キロ歩きました。

Mさんは昨年もゴール後にサポーターをされたとのことですが、今年もゴール後の午前3時からサポーターとして入る予定とお聞きしました。恐らく多くの大会関係者の方も知らないのではと思いますし、Mさんはそれを自慢することなく、普通にお話されていることにとても感銘を受けました。私もゴール後はサポーターではありませんが、シャワーを浴びてひと眠り(したんかい!)してから、弟を迎えに行くついでに、ゴール地点で声を出して応援に参加させていただきました。(そこでMさんにも再会しました。)

今年の反省点として、途中、走っているように見えたため注意するよう指導いただくことがありましたので、来年参加できるのであれば、だれが見てもMさんのような綺麗なウォーキング姿勢で100キロ完歩したいという思いと、Mさんのようにゴール後にサポーターとして参加できるよう、Mさん直伝の練習方法で私なりにトレーニングしていきたいと思います。Mさんとゴール地点で撮影していただいた写真は一生の宝にしたいと思います。

青木繁

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