「完歩は感歩。」岡野 史津

まずは、今年も100kmを完歩できたことに感謝しかありません。

いつもは気心知れたメンバーとの同行ですが、今回は諸事情によりマイペースでの100km歩行。
4回目で慣れたコースとは言え不安を背負ってのスタートとなりました。

お天気も上々、日陰に入ると風が気持ち良い絶好の歩行日和。
エイドでのイチゴやきゅうりを楽しみながらのルンルンウォーク。

そしてやってきた最初の難関。
湯次神社からの峠越え。

途中のカメラマンさんを気にする余裕もない上り坂。
卵かけご飯だけを考えて頑張りました。

一息ついて伊里漁港を目指し、そこからは私にとって最大の難関である閑谷への坂へ。

もうすっかり暗くなり、道も狭く、一人で上るにはつらすぎる坂道。
丁度前を歩いていた男性三人(ソロのお三方)の後ろに付いてはみたものの。

これがなかなかの強者たちですごい勢いで坂を上って行かれます。
一人になりたくない一心で食らいついたまま閑谷エイドに到着。

テーブルに置いた豚汁を前にして息を整える有様でした。

ここまで来たらやっと残りは半分という気持ちになります。

飛行機になった気分で吉井川の土手を歩き、最後のエイドでおうどんをいただいて桜が丘のとどめの坂をこなして。

予定してたより良いペースで歩けてるなと嬉しくて。

さぁ、あと残り15kmほどとなった辺りで歩道に映る影を見たら・・・私、少し傾いてます?

ここにきてまさかの熱中症?
でもまぁ、あと15kmだし、3時間もあれば余裕でゴールできるとこの時は思いました。

ところが距離が進むにつれ腰が曲がって痛くなり。

セブンイレブンを過ぎていつもの相方さんに追いつかれ足を引っ張るのはしのびないので先に行ってもらう。

自分との戦いです。

声掛けしてくださるウォーカーさんたちに「ここまで来たら這ってでもゴールします」なんて見栄を張って何とかローソン。

橋を渡って、最後の土手。

『果てしない』という言葉を思い浮かべながら、目印の消防署はまさか少し南に引っ越したのだろうかとか、ちょっと一回這ってみようかとか考えながら、立ち止まる自分に「とにかく歩かないことには終わらない」と言い聞かせて前へと進みました。

階段を下りて坂を上って最後のメッセージ。

あの三つの高架をくぐればゴールとわかっていながら続けて歩くことができないもどかしさを抱えて、とにかく前へ。

レッドカーペットでは決めなきゃいけないと思いつつ身体はヨタヨタ。

その場面を撮ってくださっていた映像では自分が思ってるよりもっと曲がったフォームで大笑いでした。

ゴール後には救護の方々のお世話になりまして、ただただありがたく申し訳なさでいっぱいです。

昨年は知り合いの方が熱中症で、スタート前にその話もしていたのに注意不足でした。

おかげさまで順調に回復して、今は「来年からはストック持参だな」などと考えております。

大会関係者の皆様には準備から始まって何から何まで支えていただき、たくさんのサポーターの皆様の熱い応援も心強く、本当に心から楽しませていただきました。

完歩は感歩。
ありがとうございました。

岡野 史津

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