安藤 詩恩さんのメッセージ

最初は、頑張ったら完歩できると少し軽く考えていました。けれど、2日に会社で行われた激励会で私は歩くのが急に怖くなり、不安で上手く眠れませんでした。
当日、同期社員のみんなとサポーターの方たちのおかげで怖さがなくなり、絶対に諦めず完歩しきってやる!と心に決めることができました。練習会で同じ速さで歩いていた同期の1人と一緒にスタートしました。私は、改めて彼女と一緒に歩くことができたことが完歩にも繋がったと思っています。私が弱音を吐いてしまっても、隣で頑張ろう!やあともう少し!と声掛けてくれるだけでとっても励みになりました。本当に本当に1番大切な存在でした。感謝しています。
約40km地点での山が体力的に限界に近かったです。急な上り坂を登ることに必死で、呼吸をするのも困難な状態でした。しかし、これを乗り越えれば炊き出しがあると思いながら、歩き続けました。備前中学校に着いた時、一緒に歩いていた同期と泣きながら門をくぐったことを今でも覚えています。そして、サポーターの皆さんがぶったまご飯とゆで卵を用意してくださいました。それが本当にとても美味しかったです。とても元気が出て、笑顔になれました。疲れを忘れることもできました。炊き出しで忙しい中、沢山の励ましの声を頂いて心が自然と落ち着きました。
そして50km過ぎ、足が本当に痛くてどんどんスピードが落ちていきました。道も景色があまり変わらないところでは、遠く感じて弱音を吐くことが多くなりました。心身共に1番過酷だったと思っています。なので、一緒に歩いていた同期と手を繋ぎながら歩いてお互いを勇気づけていました。
23時間33分、一緒に歩いていた同期と手を繋いで、笑顔でゴールをすることができました。私がゴールできたのは、サポーターの皆さんのサポートのおかげです。歩いている途中に頑張って!と言われると自然と笑顔になれました。炊き出しも本当に美味しくて体も元気になりました。
この24時間100km歩行を完歩できたことで、これからどんな困難にも負けないという強さを身につけました。何事も諦めず、最後までやりきります!いつも全力で頑張ります!私にとって沢山のことを学べた良い経験になりました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次