「お終いは撤回!次回の大会でお辞儀をします」平岡久忠

今回3回目のチャレンジです。
18年には磐梨中で無念のリタイヤ。
19年に完歩。
前回終了した後はいつでも100キロは歩けると自信を持っていましたが、3年のブランクで体重の増加や頚椎椎間板ヘルニアを患い、万全の体調でないばかりか、2回一緒に歩いてくれた相棒の嫁さんが不参加で1人で歩くことに気持ちも不安でいっぱいでした。

それでも、ゴール地点で受付を済ませると気持ちは高まるばかり、早くスタートしたいと焦る気持ちを抑えてました。

そして、スタート。
順調に進んでましたが、右足に電気が走ったような違和感が、直ぐに治ったものの不安なスタートでした。

周りにたくさん人がいるのに、一人旅。
多少の孤独感はありましたが、
CPでオレンジのユニフォームを着たサポーターの皆さんに声をかけてもらえると、安堵感にひたれました。

磐梨中までは、予想した時間に辿り着けましたが、配られていた「おにぎり」を受け取れないくらい食欲が落ちてました。

ハンガーノックの症状でしょうね。
時間に余裕があったので、磐梨中からゴールに進みましたが、スピードが出ません。

辛抱しながら、歩みますがどんどんチャレンジャーさんに置いていかれます。
着いていきたい気持ちすら起きない、最悪な状態が続きましたが、やがて陽が登り始めてなんとなくゴールを目指す意欲が出てきます。

ラスト10km辺りから少しづつ、前を行く人を追い越せるまで元気を取り戻せました。

足を引き摺る人、スタミナ切れの人、マイペースに大会を楽しんでいる人さまざまな人がいらして、「この人は今かなり辛い状況なんだろうな」と心配していると少しパワーが足りなくなった私はまだまだ頑張らないといけないと一歩一歩前に進みます。

そして、ゴールが見えた途端、やっと終われる、もう歩かなくていい、100キロ歩行はもうこれでお終い!
もう、こんなにしんどい思いはもういいと心に誓いました。

それくらい辛かった。

ゴール近くにサポーターの皆さんが出迎えていただき感謝でした。
残念だったのは、ゴールの後に歩んで来た道を振り返り、各地点のサポーターさんにお辞儀をする予定でしたが、忘れてしまいました。

これは、来年ゴールしてやるしかないですね。
お終いは撤回!次回の大会でお辞儀をします。
来年もよろしくお願いします。

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