「これからも何らかの形では100キロ歩行に携わっていきたい」田中勝也

晴れの国おかやま24時間100キロ歩行
チャレンジャー感想文

1.身体の準備
しっかり歩いて身体の準備はしておきたかった
のですが、膝、腰、股関節、いろんなところに
痛みがあり、思うように歩けず。
体重も増えたまま、落とすことができず、準備不足は否めない。
100キロ歩行を楽しむ会の練習会に2回ほど参加とジムでの運動にとどまる。

2.今年のテーマ
準備不足もあり、今年のテーマを決めた。
「ありのままの姿見せる」
大した準備もできなかったので、特に何もせず
普段のままでとの意味を込めて選定。
大会前日も普段通りお酒を飲み、テーピングもせずに参加することとした。

3.大会
今年で7回目。今まで完歩してきた自負はある。
ペースメーカーのビブスを着て気持ちは昂ぶる。
それとは裏腹に準備不足と身体の痛みで本当に完歩できるのか不安でいっぱい。まぁ、リタイア経験も大事か…
いざ、スタート!
沖田神社までは練習会でも歩いた道のり。後方をのんびりと歩く。ここまではなんてことはない。
野崎産業でちょっと休憩。この距離は練習会でも歩いた距離。まだお気楽。
永安橋渡る頃、I崎さんに異変。無理は禁物別れを告げる。
湯次神社で夜装備して出発。山登りで一回気合いを入れる。ちょっと気合い入れすぎたか、下りで足のスネ前側にダメージ。
備前中到着。予定より20分遅れ。鶏飯、ゆで卵、美味しい。のだはつさんに感謝。
一度座るとスタートが重い。もう足はパンパン状態。
伊里漁港着。約30分遅れ。鬼に変身。鬼装備を持ってきてくれたかみさんと息子の顔を見て少し元気回復と同時に左足の膝裏が攣った。鬼の顔も歪む。
閑谷学校よ道のりもダラダラ長い坂道。トンネル見えるのが待ち遠しいが、やっぱ遠いのね…
閑谷学校着。赤帽サポーターのS手さんに「田中さん、顔死んでる〜。代わりに歩いてあげようか〜」
マジか!本気で変わってもらおうと心の中で思った。言い出す勇気がなかった…
もう足が…、でも前に進む…。
閑谷学校からの山越え。下りに入って隣のY本さん転倒。焦った…。が、すぐに起き上がって「大丈夫!」
なんて、強人。
「無理しない方がいいですよ〜、辞めるなら一緒に辞めますよ〜」って悪い輩が心の中で呟く。
なんだかんだで和気リバーサイド着
リタイアバスに惹かれる。楽になりたい〜、しんどい〜、なんで参加したんやろ〜。
毎回の嘆きが今年も…
毎回なので誰も信じてくれない。
ほんまにしんどいんや〜、でも、前に進む…
夜の河川敷、ここは気がめいるところと言うのはわかっている。もう一度スイッチ入れて、ひたすら歩き続ける。
磐梨中学着。休憩挟むと、ズシンと身体が重くなる。最後のリタイアポイントか?足が痛いぐらいではやめられない…
先に進む。
明け方の山陽団地…一緒に歩いているM廣さんから、「来年も出ますか?」と聞かれ、「絶対出ません…」。まぁまぁ限界なんすよ〜。
毎回恒例の弱音を吐く。
鬼に抜かれるチャレンジャーもいる。鬼は「まだ、この調子なら大丈夫ですよ」と優しい言葉をかける。鬼も余裕ないけど声をかけながら自分を鼓舞する。
ローソン原店、あと一時間程度歩けばゴールできる。できるだけチャレンジャーを引き連れてゴールしたいと心から思う。
予定通りのギリギリの時間のゴール前。鬼が最後尾か、他のチャレンジャーが最後尾が絵になるのか…
何人かのチャレンジャーと固まりになってゴールを目指す。
9:59ゴール、なんとか着いた。安堵しかない。「ありのまま」の無謀な挑戦だったが、今年もゴールできて良かった。
鬼の任務も完了!長い道のりだった…

4.振り返り
今年はアシックスのゲルカヤノ、ソックスは和紙のソックスで臨みました。水ぶくれもほとんどできず、装備は良かったと思う。
終わって家に着いて、食事しようとしたら、両方の手が吊って、大変だった。水分?塩分?の不足ですかね…
練習の大切さ、万全の体調の大切さが身にしみました。練習不足と身体の痛みを抱えたままのチャレンジは辛かった…
今年もリタイア経験できなかった(笑)

5.最後に
大会運営に尽力された実行委員会の皆さま、途中でお声掛けいただいたサポーターの皆さま、一緒に歩いたチャレンジャーの皆さま、炊き出しなどで支えていただいた皆さまに感謝いたします。
一人で歩いてたら、きっとリタイアしたと思います。
途中は「来年は出ない」と言いました。来年はどうなるでしょう…
100キロはゴールしました。そこが本当のゴールなのでしょうか。
また、スタートラインに向っているだけなのかもしれません。
これからも何らかの形では100キロ歩行に携わっていきたいとおもいます。

田中勝也

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