「練習会に参加したことは大変よかった」上田元子

実行委員会の皆様、ボランティアの皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。

夫を追いかけて、ひたすら歩き続けた24時間でした。周りに気を配る余裕もなく、水分、栄養補給、トイレ、ストレッチで疲労をためないことに全集中でした。そんな中で、いちご、きゅうり、たまごご飯、メッセージ入りゆでたまご、その後の心のこもった全ての補給食は本当に一歩を前に出す力になりました。

疲れとともに、どこをどのくらいの時間をかけて歩いているのか分からなくなり、半分が過ぎ、夜になっても、相変わらず、夫のペースについて歩くのに必死でした。峠も何とか乗り切り、伊里漁港で家族が応援に駆けつけてくれ、なんだかゴールできるような気になってきました。

和気の真っ暗な道では、お気に入りのラジオ番組をYouTubeで聞きながら、ケタケタ笑って気を紛らせ、怪しい人になりつつ、ほとほと身体は疲れていましたが、何とか歩みを進めることができました。

ようやく空が明るくなり夜が明けてからも、リバーサイドから地味にアップダウンが続き、本当にきつかったです。
赤鬼さんたちは、どんどん先に行ってしまい、体より先に心が折れました。あと4㎞というところで、もう今の速さでは歩けないと弱音を吐き、ゴールまで歩き続けることはできても、24時間の制限時間内は無理だと思い込んでしまいました。夫の「絶対に間に合う!」の一言に気を取り直し、ペースを落として歩いて無事、制限時間内に完歩できました。

翌日、疲労困憊の心身を癒しながら、YouTubeを見て100㎞の余韻に浸り、実行委員会の運営やボランティアさんのサポートのすばらしさに感銘と感謝の念を抱いています。改めて家族へも感謝し、完歩の現実感がなかったけど、なんだかやっぱりすごいことをやり遂げられたのだと、ようやく感歩できたような気がしています。

最後になりましたが、100㎞ウォークにあたり練習会に参加したことは大変よかったと思います。どのくらいのペースで歩くのか実体験し、雨や夜間の装備について教えていただき、如何にトイレ待ちのロスをなくすかの助言も当日はとても役立ちました。
来年は、一緒に100㎞を歩かないと思いますが、練習会には参加してもいいですか?ww

上田元子

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