「本当に自分の心の葛藤に向き合う時間」荒木薫

2019年大会にエントリーしてましたが、コロナで中止になって、3年ぶりに開催されることになり、再エントリーしました。
ところが右肩を骨折してしまい手術をして、まだ5週間での出場を決めました。
お医者さんにも友達にも反対されて、それでも経験してみたい気持ちが勝り、自分で決めて、お金も使ってのことなので、無理はしても無茶はしないと友達の助言もあって、歩きだしました。
すると、どんどん歩ける自分が居て、同じように歩く周りの人にも競争心や、マイペースでしか歩けないので、差が縮まらず、早い人には追い越され、信号待ちも続いて、イライラや落ち着かない心でした。
77キロまで、そんな感じで普通に歩けたので快調でした。でも両足全体が痛みだし、休憩所で絆創膏にエアーサロンパスで応急処置をして、80キロぐらいまでは、なんとか歩くことができました。でもそこからが、痛みが酷くなって、本当に一歩一歩が辛くなって、苦しみの声も出しながら、ゆっくりとしか歩けなくなって、横を通るチャレンジャーさん、自転車の人、車の中からと励ましの声をかけていただけて応援の力でフィニッシュゲートを24時間ギリギリでくぐることができました。
初めての100キロ歩行は、本当に自分の心の葛藤に向き合う時間が流れていきました。
本来ならタイムアウトになってたのに歩かせていただけたのかなぁ…と最後まで歩かせていただけてゴールできたことに感謝の気持ちでいっぱいです。とても思い出深い100キロ歩行になりました。サポーターさん、運営さん、街の方、チャレンジャーさん、本当にありがとうございました(๑>◡<๑) 大阪より参加、荒木薫(あだ名、くんたん)

(追記)
エネルギーチャージゼリー3個に一本満足バー2つを持参したので歩く力にもなりました。
そして、美味しい豚汁、鶏丼、メッセージ付き茹で卵に箸袋に、お菓子に、私設エイドでのコーヒーなど、頑張る力をいただきました。
ただ暗くなってのヘッドライトに充電式の乾電池を入れてたら明るさが充分じゃなかったので、コンビニで新しい電池を購入したら充分な明るさになりました。
暗い堤防を歩く時、ほぼ一人だったので明かりを頼りに慎重に歩きましたが、心細く長く感じました。街中で道間違いも心配しましたが、他の方が集まってて、真っ直ぐ行けばいいことが分かり助かりました。
山のアップダウンの峠も長く、きつかったですが振り返ると良い思い出です。

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